記憶についての実験
The Witness Test — What Remains After the Encounter?
問いは、「システムが作った物語の出来事のあと、人の記憶に何が残るか」です。これは探索のための試作であり、記憶の検査ではありません。
これは少人数の探索的な試作です。ある集団を代表する結果であるとはみなしません。臨床的な検査でも、承認された研究手続きでもありません。
二つの記録
システムの記録は、アプリが観測した出来事です。人の記憶は、参加者が書いた文章です。どちらも、生きた経験の全体ではありません。システムの記録が権威を持つのは、計器が残した出来事についてだけです。
人の文章に、正誤の判定は付けません。性格も、記憶の能力も、推論しません。
小さな手順
- フィクションであることと、記録が端末に残ることを読みます。
- 架空の街に入ります。
- 自分の速さで歩きます。
- 自分の意思で街を出ます。
- 記憶の部屋に入ります。
- システムの記録を見ずに、最初の文章を残せるときは、そうします。
- あとの問いには、答えても、空欄でも進めます。
- システムの記録と、自分の文章を並べてもよいです。
- 並べたあとの文章は、最初の文章とは別に残せます。
- ファイルは、自分で書き出します。書き出しは送信ではありません。
- 研究者がファイルを受け取るのは、作品の外で、別に合意したときだけです。
先に記録の頁を開いた場合、その文章は補助なしの想起とは呼びません。分からないときは、分かったことにはしません。
再訪について
場所へ戻ったことと、同じ断片をもう一度読んだことは別です。文章が同じでも、周囲の記録が違っていることがあります。周囲の記録が違っても、感じ方が変わったことにはなりません。
感じ方は、本人が残した文章だけです。残していないことは、変化が無かった証拠ではありません。システムの偶然、体験された偶然、あとから付いた意味は、別々の記録です。
別の場所への変化
ある場所での選択が、別の場所のカードや注記を変えることがあります。これは抽選ではなく、登録された選択の帰結です。元の文章は書き換えません。
見取り図に出たことと、その場所へ入ったことは別です。どちらも、気づいたことの証明ではありません。v0.1.5 より前の記録には、この変化をあとから足しません。
予定されていなかった出会い
街にいる人は、参加者に会うためにそこにいるわけではありません。会うこと、会わないこと、話さないこと、戻ったときにいないことは、どれも記録になり得ます。関係の得点はありません。
特別かどうかは、本人が残した区分だけです。v0.1.6 より前の記録には、この出会いをあとから足しません。
手続きの数
ここにある数は、手続きを数えたものです。記憶の質でも、芸術的な達成でもありません。
最初の文章の長さは、文字数です。記憶のよさではありません。
記録を確認しています。
後から人が読むときの項目
次の項目は、研究者が後から手で使うための見出しです。このアプリは、文章をこれらの項目へ自動では分類しません。心理尺度でもありません。
- 印象に残った物
- 場所の記憶
- 感覚の描写
- 時間の混線
- 食い違う解釈
- 物語の未完
- 促されない想起
ここに書いた内容は、あなたが書き出さない限り、この端末の外には送信されません。